Alacritty というターミナルエミュレーターを試している
iTerm 2 が重いなぁ、と思って調べていたら、Alacritty というターミナルエミュレーターが爆速という記事をみかけたので試している。
Alacritty の特徴は GPU で描画するため高速、Rust で書かれたクロスプラットフォームなターミナルエミュレーターという認識。
Mac の場合、Homebrew でインストールできる。
brew cask install alacritty感想
良いところ
- とにかく描画が速い
- iTerm 2 は CPU の使用率が高めだったのだが、Alacritty はあまり使っている様子がない。例えば Activity.app で確認すると Avg Energy Impact は iTerm 2 は
3.2だが Alacritty は0.27と低い。 - 設定を YAML で書ける
微妙なところ
- 日本語が確定するまで表示されない (Google 日本語入力の問題かも?)
マウスをダブルクリックした時の選択単位が Terminal.app や iTerm 2 と異なるaaa@bbbという文字列があるとして、bbb部分をダブルクリックすると iTerm 2 はbbbが選択されるが、Alacritty はaaa@bbbが選択される- (2020/01/15 追記)
selectionのsemantic_escape_charsに@を追加することで選択する単位を変更できた
ダブルクリックで文字列をコピーできない- (2020/01/15 追記)
selectionのsave_to_clipboardをtrueに変更することでコピーできるようになった
- (2020/01/15 追記)
とにかく描画が速いのが素晴らしく、微妙なところのほとんどは慣れれば気にならなさそう。 タブが無い件については tmux を使っているので問題にならなかった。
設定周り
設定を YAML で書けるところがよい。設定は以下に置いている。
また、設定ファイルのサンプルは Alacritty の Releases にある。
今のところ、フォント以外で手をいれているのはショートカットくらい。
key_bindings:
- { key: Return, mods: Command, action: ToggleFullscreen }
- { key: N, mods: Command, action: SpawnNewInstance }Command+Enter: フルスクリーンを切り替えるCommand+N: 新しいウィンドウを開く- たまに tmux の session を複数開きたくなるので
何かあったら追記するかも。 しばらくは Alacritty を試してみようと思う。